にごりり 223話感想

どうもこんにちは。毎週にごりりで情緒をぐらぐらに揺さぶられてる人です。

今週も例に漏れず、すっかり魂を持っていかれました。エンディングが終わったあと、しばらく画面の前で無言……。

まるで風呂上がりの牛乳タイムのような、静かでじんわりした余韻。これはもう、語るしかない。

というわけで、今週のテーマはずばり、

「りりさの導き出した愛の形とは?」です!

不器用でまっすぐなりりさの「選択」

まず言わせてください。今週のりりさ、めちゃくちゃよかった……というより、まっすぐすぎて泣いた。

あの子、口ではちょっと強がったこと言うくせに、根っこの部分では本当に繊細。相手のことをものすごくよく見てるんですよね。

でも、その優しさを「優しさ」として上手に渡せない。

だけど、だからこそ、彼女の想いってすごくリアルで、生々しくて、こっちの心をぐっと掴んで離さない。

特に印象に残ったのは、あのセリフ。

「それがたとえ不完全でも、私が選んだものなら、それが“愛”だと思う」

はい、出ました名言。語彙がしぬやつです。

これ、恋愛に限らず、対人関係すべてに刺さる言葉じゃないですか?

私たちってどうしても“正解の関係”とか“理想の距離感”みたいなものを求めがちだけど、りりさはその幻想をそっと手放して、

「私が選んだ、この人との関係こそが答え」

って言ってくれた気がするんですよね。

しかもその選択は、綺麗なだけじゃない。

ときにしんどくて、迷って、傷ついて、それでも自分の意志でそばにいようとする。

その不器用な愛し方が、もうね、ズルいんですよ。

理解よりも「受容」を選ぶ強さ

りりさがすごいのは、相手を「変えようとしない」ところ。

これは今週、特に際立ってたと思います。

相手の抱えているもの、言葉にならない痛み、反射的に放った冷たい言葉……。

全部まるっと受け止めようとする姿勢、見せてきましたね。

「変わってほしい」と願うことは簡単だけど、「変わらなくても、それを含めて受け入れる」と覚悟するのは、本当に難しい。

でもりりさは、それをやってのけようとしていた。

いや、まだ完璧にはできていないかもしれない。でも、「そうありたい」と願いながら行動してる。

そこに、彼女なりの愛の成熟を感じたのです。

たとえば、あのシーン。

ちょっとしたすれ違いの中で、普通なら怒ったり、泣いたり、引いたりしてもおかしくない場面。それでもりりさは一歩踏みとどまって、相手を見つめ直して、自分の中の感情と向き合っていた。

あの瞬間、あの沈黙の中に、何十行分ものモノローグが詰まってた気がします。

愛=肯定ではない。葛藤こそが本物。

ここで少しだけ、りりさの愛を考察してみたい。

彼女の愛って、いわゆる「わかりやすい優しさ」ではないんです。

むしろ、見てるこっちが「なんで今そう言っちゃうの!?」ってなることもあるし、もっと上手に立ち回れたんじゃ…と思う場面も多い。

でもそれって、りりさが本気だからこそなんですよね。

本気で向き合ってるからこそ、自分の弱さも出ちゃうし、相手に踏み込みすぎてしまう。

それって、理想の愛とは真逆の、不完全な形かもしれない。

でも、それを経てなお「好きだ」と思えること。これこそが、彼女が辿り着いた“本物の愛”なのかなと。

りりさは、きっとまだ答えにたどり着いてない。

それでも、答えを探し続ける姿勢そのものが、すでに「愛」になってる。

そう思うと、彼女の葛藤すらも尊くて、見守らずにはいられないわけです。

まとめ:愛の形はひとつじゃない。でも、選び取ることには意味がある

今週のにごりり、静かで丁寧な描写が多かった分、感情の動きがすごく細やかに伝わってきた回でした。

りりさの中で芽生えた「これは、私だけの愛なんだ」という気づき。

それはきっと、完璧でも、綺麗でもない。だけど、揺るぎない。

そして私たちもまた、誰かとの関係の中で、自分なりの愛の形を探してるんですよね。

「正しさ」よりも「納得」を。「理想」よりも「実感」を。

そんなことを大事にしたいなと思わせてくれる、りりさの導き出した愛の形でした。

というわけで、今週も最高でした。

来週も、多分泣きます。むしろ泣かせてくれ。ではまた次回👋